時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび一般社団法人SST普及協会では、第29回学術集会を、2026年12月5日(土)にWeb開催にて実施する運びとなりました。当協会は、新型コロナにより一層深刻化した社会の分断化・孤立化という社会課題解決のため、 「人とつながるソーシャルスキル」向上の支援を通じた「温かい社会づくり」を目標に掲げ、SST(Social Skills Training:社会生活スキルトレーニング)の普及、技術向上、そして研究活動の促進を目的に、全国各地で学術集会、ワークショップ、研修会等を開催してまいりました。今回の学術集会は当協会本部が主催するもので、協会の各委員会の代表者やSSTの学術的発展に関心を寄せる会員が運営委員会を組織し、開催準備を進めております。これまでは全国の支部が回り持ちで学術集会を主催してまいりましたが、その開催方式を改めて協会本部が主催する新たな開催方式の第一回となるものです。その意味で第29回学術集会運営委員会は、これまでの学術集会以上に内容豊かなものとなるように鋭意開催準備を進めているところであります。
SST普及協会は2025年7月に東京にて設立30周年記念大会「人とつながるソーシャルスキル―SSTで温かい社会を創ろう!」を開催いたしましたが、1995年に当協会が発足した当初は「精神障害者リハビリテーションの推進」を掲げていました。しかし30年の普及事業の結果、SSTは大きく広がり、2002年12月には「メンタルヘルス、市民生活の質の向上に貢献する」ことへと活動理念を拡大しました。その後、SSTは精神科医療のほか、就労支援施設や、放課後デイサービス、教育、矯正教育・更生保護、一般市民生活等の領域に広がっています。こうした広がりと深まりを受けて本第29回学術集会では、「いつでもどこでもSST -共同創造で広がる実践、深めるエビデンス-」をテーマに掲げ、SSTの実践的な有用性をはじめ、他の治療法との連携、さらには当事者の主体性をいかに尊重するかといった課題についても深く掘り下げてまいります。精神科医療の枠を超え、現在では矯正施設や更生保護、教育、福祉現場などにもSSTの導入が進み、多領域との協働が求められる中、本学術集会が実践者・研究者の皆様にとって新たな知見と交流の機会となることを願っております。なお、本会の詳細は、SST普及協会公式ホームページにて随時ご案内いたします。Web配信形式を活かし、全国どこからでもご参加いただけるよう準備を進めております。
つきましては、本学術集会の開催趣旨にご賛同賜り、広告、協賛金、寄附、バナー広告、スポンサードセミナー等、さまざまな形でのご支援をご検討くださいますよう、謹んでお願い申し上げます。皆さまとともに、「人とつながるソーシャルスキル―SSTで温かい社会を創ろう!」の30周年記念事業のスローガンの実現を図り、よりよい未来を創っていけることを心より願っております。
本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところ、まずは書面にて失礼をいたしますが、何卒本学術集会の趣旨をご理解のうえ、格別のご高配を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
2026年7月吉日
SST普及協会第29回学術集会
運営委員長 丹羽 真一(福島県立医科大学会津医療センター 精神医学講座 教授)
